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「ママ仕事頑張ってね!」出社前の子どもたちからの応援の言葉が、いちばんの励み。最年少スーパーバイザーが明かす仕事の楽しみ方

2023.10.30

Information

石井 翔子

エリア・役職
西九州エリア・スーパーバイザー
経歴
2010 年 アルバイト入社
2021 年 正社員登用

会社では、8つの店舗を統括する最年少の管理職。家に帰れば、中1を筆頭に3人の子どもが待つ“子育て盛り”のママ。そんな石井翔子は、10 年あまりのアルバイト勤務を経て正社員に登用され、現在は西九州エリアのスーパーバイザーとして活躍する女性社員です。フレンドリーな笑顔と、アルバイト時代から自分の中でゆっくり、じっくりと築きあげた面倒見の良さを活かして、仕事にも家庭にも全力投球の毎日を送る石井に、大切にしていることや、頑張れる理由について聞きました。

楽しく仕事したいから、何よりもコミュニケーション重視。

ボナーの社員採用には、3つのパターンがある。まず新卒採用、まだまだ数は少ないが、今後は力を入れていく方針だ。次は社会人経験者の中途採用で、人数的にはいちばん多い。3つ目はアルバイトからの正社員登用。仕事に慣れている分、会社からの期待値も高い。石井がまさにこのケースで、社員登用後、ほどなくしてスーパーバイザーを任されている。

上司に「社員にならないか?」と勧められたのは、約1年半前。オファー快諾の理由は明確だ。「3人の子どものうち、いちばん下の子が小学校に上がったばかりでした。前々から、いつかは社員に…と考えていたので、ちょうどいいタイミングかな、と」。

石井は20歳の時、当時通っていた大学に近い宇部流川店(山口県)にアルバイト入社。「先輩方やアルバイト・パートさんたちともすぐ打ち解け、常連のお客様とも顔なじみに。気がつくと、看護学科の勉強よりバイトの方が楽しくなっていました」と、石井は当時の心境を振り返る。後に夫になる人と出会ったのもコロッケ倶楽部。ほどなくして第1子を妊娠、出産。2年間のブランクを経てアルバイトを再開し、地元長崎にも夫の実家にも近い久留米津福店に異動して今に至っている。

アルバイトでありながら、近年では店舗リーダーとしてスタッフのシフト管理まで任されていた石井にとっても、担当エリア全店を統括するスーパーバイザーは大役だ。とはいえ、石井に気負いはない。モットーは「楽しく仕事すること」。心がけているのは、スタッフとの密なコミュニケーションだ。

メニュー改定も販促施策も、みんなで考えて決める

店舗巡回は1日平均3店舗。店内では自分からスタッフに明るく挨拶し、折に触れて声をかける。子育て中のパートさんとの会話は、子どもの話題が定番だ。ある店舗で「なかなか休みが取れなくて…」そんな相談を受けたら、店長やリーダーと話し合ってシフトを調整。いつもの気軽な雑談に、愚痴が混じる場面も多い。「実は私、アルバイト時代から清掃が好きで、率先してやるほうでした。掃除が行き届いた状態でお客様を気持ちよくお迎えするのが好きなんですよね。このあいだも、掃除をしない人がいて困る、という愚痴が出たので、私自身が掃除道具を持って手を動かし、スタッフとの会話に自分の掃除話を織り交ぜたりしながら、自然とみんなが掃除する空気に持って行きました」

石井には、忘れられない失敗体験がある。アルバイトを始めて間もない頃。部屋が空くのを待っているお客様がいるのに、後から来た方を先に案内してしまったのだ。その場は上司がうまく収めてくれたが、後で厳しく怒られる、と覚悟した。ところが… 「上司は一言、気にしなくていいよ、と。おかげでスッと気持ちが楽になり、その後もずっと、コロッケ倶楽部が好きなままでいられます。私のスタッフとの接し方は、あの時の上司がお手本です」。

売上アップに向けた販促施策の立案も、管理職社員の重要なミッション。スーパーバイザーが決めた施策を指示するトップダウン方式もあるが、石井は必ずスタッフと一緒に考えるようにしている。「LINEアプリにこんなクーポンを入れよう、とか、暑くなってきたから、そろそろ冷やしうどんや冷製パスタをメニューに加えようか、とか。何でもみんなと話し合って決めています。施策を店舗ごとに考えるのもボナーのいいところ。アルバイト時代には、漫画本を入れましょう!と提案して却下されたこともありましたが(笑)」

社内では誰もが、結果を気にせず自由に意見が言える。だからこそ、仕事に対して自然と前向きになれる。アルバイト時代も今も変わらぬ石井の生き生きした笑顔が、その何よりの証といえそうだ。

「家族盛り」の日々を前に進める原動力とは?

子育て中であっても、社員はフルタイム勤務。スーパーバイザーともなると責任も増し、残業になる日も少なくない。家庭と両立するハードルは高そうだが…

「そうですね、帰りが遅くなった日など、急いで洗濯機を回して、ササっと干してすぐ寝る、みたいなことはありますよ(笑)。確かに大変ではありますが、家族がみんな応援してくれるので、大丈夫。朝ご飯は毎日、夫が用意してくれるんですよ」

そんな両親の背中を見ながら、子どもたちもまっすぐ成長中。休日は平日になることが多いが、登校前に「あれ、今日は仕事に行かんと?」と言われることもあるそうだ。“働くお母さん”の姿が、子どもたちの胸に自然と刻まれているのだろう。週末は、夕方から出かけて家族みんなで外食を楽しむパターンが多いという。

インタビューの最後に、こんな質問をしてみた。家族盛りの日々を、楽しく元気に、前に進めるいちばんの原動力は何ですか?

「出社前に、子どもたちがかけてくれる言葉です。“ママ頑張ってね!”って。それを聞いただけで、今日も1日頑張ろう!と、体の中から自然と力が湧いてきます」

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